暮らしのしおり

日常を愛する主婦のブログです。

ささやかな幸せこそ

おはようございます。

私が人生で一番影響を受けた人は、フランス人エッセイストのドミニック・ローホーさんです。


何度も読んでいる大切な本たち。


一番好きなのは、ドミニック・ローホーさんが、ささやかな日常を大切にしていること。

すごい仕事をするとか、何か大きなことを成し遂げるとか、出世とかそういうことじゃなくて、ほっとするお茶の時間とか、着心地の良い服とか、ただぼーっとする時間とか、好きな香りを嗅ぐことだとかそういう小さな幸せについてたくさん書かれている。

現代の情報が溢れている社会では、煌びやかなものがフォーカスされて、いかにおしゃれで素敵で充実した生活をしているかみんなで競い合っているように感じることがある。

何もしていないと置いていかれてしまうような、自分がダメ人間のような気持ちになるのはとても簡単。

仕事もバリバリして、旅行にもよく行って、家族も大切にして、おしゃれもしてるすごい人はたくさんいる。

でも、そんな人も実は誰かに認めてほしくて頑張ってるのかもしれない。

ささやかな日常で自分で自分を認めてあげれば、何もしなくても、心豊かに充実した生活ができるのだとドミニック・ローホーさんは教えてくれる。

結局、心だけは誰にも譲り渡さなくて、誰からも制限できない。

平等に、心だけはいつも自由。

ホリエモンも言っていたけれど、刑務所にいても、心だけは誰にも奪われないことがわかったと言っていたのが印象に残っているけれど、想像を広げる、感じることだけは、誰でも自由。

朝窓を開けて新鮮な空気を感じるとか、コーヒーの香りを楽しむとか、散歩をするとか、掃除をしてすっきりするとかそういう日常生活の幸せを感じられることって、幸福度がとても高いし、充実した人生だと私は思う。

仕事でしか充実感を味わえないとか、海外にしょっちゅう行く刺激が必要とか、SNSにあげて誰かに褒められないと物足りないとか、そういう幸せは意外に儚くてもろい。

自分で身の回りにある幸せを感じられることこそ、幸せな人生を送る一番の近道なんだと、私は24歳のときにドミニック・ローホーさんに教わった。

だから私は日常生活を蔑ろにしない。

幸せは何もしなくても周りにたくさんある。

そんなことがわかっていれば、未来が不安になることもない、はず。



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