暮らしのしおり

日常を愛する主婦のブログです。

稲垣えみ子さん

こんばんは!

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尊敬する憧れの人が何人かいます。

その中の1人は稲垣えみ子さん。

電気やガスに頼らない生活をしていて髪型もインパクトがあって(笑)ユニークなのはもちろんなのですが、全てにおいてお金をかけなくても豊かな生活ができることを体現しているところが本当に魅力的で。

現代の資本主義社会で生きていたら、もうお金って全てじゃないですか。

どんな家に住んで、何を着て、どんな車に乗って、何を食べて、どこへ旅行へ行って、、、。

税金、電気、ガス、水道と息をしているだけでも何をするにもお金がかかる。

そんな世間の価値観から距離を置いて、仕事を辞め、冷蔵庫も捨て、電気やガスも、メイクもやめて生活しています。

でもそんな暮らしを選んだことで、今までどこか満たされず足りないと思って足し続けていた自分自身から、ありのままの自分を認めることができるようになったそうです。

何もなくてもこのままでいいんだと気づいたそう。

 

確かに現代の日本にいると、このレベルで当たり前というような価値観が強いなと感じて生きづらさを感じることがあります。

お父さんが会社員で、家があって、普通車も持っていて、おしゃれもしていて、外食もたまにはして、という共通した生活レベルみたいなものがどこかにある。

私も独身のころ仕事を辞めたことがあって、無職だと人に言えない感じ、生きている価値がないような、極端に言えば犯罪者のような気持ちを味わったことがあります。

 

でも、仕事をしていることが、お金を生み出すことが、本当に全てなのでしょうか。

家事も育児も介護も、もっと言えば会った人と挨拶をするとか笑顔を見せるとかそういうことだって、お金を生む仕事以上に大切なことだと思うのです。

稲垣さんは今の生活で、ピアノや踊りを習ったり、テレビに出たり、執筆したりと1日の中でお金をもらうことも払うことも金銭が発生しないこともあるけれど、どれも楽しさは等しいといいます。

つまり、どれも好きだからやっているだけであって、お金を稼ぐとか支払うとかはどちらでもよいと。

でもそれで生活できている。

こんな理想の生活ってあるでしょうか。

収入を気にせず、今日食べるものがあって、自分がやりたいことしかしない。

稲垣さんは、仕事を辞めて、所持品や家電を捨てたら、好きなことができる理想の生活が手に入った。

なんだか、不思議で皮肉ですよね。

みんなが手に入れようと必死になっているものを手放したら、生活も気持ちも楽になるなんて。

 

もう、資本主義って限界にきていると思うんです。

物を買って消費して捨てるサイクル。

環境にとっても、人の心にとってもこのまま上へ上へと求めてももう何も手に入らない。

だから、稲垣さんみたいに、自分で自分ができる家事をして、素朴なご飯を食べて、好きなことをして、生きよう。

もう消費するだけの生活はやめようと私も決めたのです。

最低限の物と自分の体と頭を使って、好きなことを好きだと表現して生きたい。

ブログもそんなことを書いていきたいと始めました。

生きているだけでいいな、素晴らしいなと思って生きていたいです。