暮らしのしおり

日常を愛する主婦のブログです。

『困難な結婚』

こんばんは。

明日は春分ですね。
それなのに夜中から午前中にかけてたくさん雪が積もりました。
まだまだ寒いですが、週末から暖かくなりそうです。

内田樹さんの著書「困難な結婚」を読みました。
結婚について読者の質問や相談に答える形式ですが、結婚をテーマにしたエッセイのようになっています。
夫婦の在り方って本当にみんなそれぞれで、奥が深くてもうすぐ10年目の既婚者の私でも、結婚って不思議な制度だなーなんていまだに思うことがあります。
昨日まで赤の他人だった人と家族になったり、法的に責任を負ったり、彼女から妻になることはとても大きな変化だったように思います。

特に印象的だったのは、「配偶者にいずれ飽きてしまうのではないかと不安です」という相談のところで、内田氏は「他者への好奇心は、自分への好奇心と強く相関している」というようなことを書かれています。
つまり自分自身や自分の人生に飽きなければ、他者に飽きることはないということです。
結局は自分次第で見るものや感じることが変わるから、自分が常に好奇心を持って生きていれば、配偶者に対してもそう思うことができるという答えでした。

配偶者に不満を持つときは、結局は自分のことで不満があって、それを配偶者のせいにしてしまっていることが実は多いはず。
例えば、配偶者の一言にカチンとくるときがあります。
でも、もしそれが別の日大好きなアーティストのライブのあとだったら、カチンとくるでしょうか。

当たり前だけど、結局は自分の心次第で、感じ方は変えられる。
それを忙しかったり嫌なことが続くと忘れてしまって相手の悪いところしか見えなくなって離婚してしまう人もいるのかななんて想像できます。

結局人が向き合うべきは自分自身。
人はどこまでも孤独で、結局のところ自分を満たせるのは自分自身以外いないというようなことをお釈迦様も言っているそう。

他者にイラついたらまず自分を満たす。
そうすれば、些細なことに怒らずに済みそうです。
まあそれがなかなか難しいんですよね。。


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