こんにちは。
今日は気温が上がらず路面がツルツルらしい。
朝早く仕事へ行った夫から、運転しない方がいいと連絡があったので、おとなしく家にいることにする。(言われなくてもだいたいいる。)
毒親という言葉をよく聞くけれど、正直うちの親がどうなのかわからない。
一般的に見たらすごくいい親だと思うんです。
今も会えばいい人たちだなと思います。
一生懸命働くし、殴らないし、旅行も行くし、大学まで行かせてくれて欲しいものも買ってもらった。
でも服部みれいさんの本で、親が無理して生きていたり、姑や舅と中が悪かったり、自分を生きられていなかったりそんな些細(と思われる)なことも子どもに影響するすると書いてあってはっとしました。
(もちろんそれらが全然平気な子もいるし、すごく影響する子もいるし、全ては人によるんだと思う。)
うちの親は、父方の祖父と仲が悪かったのです。
祖母はわたしが産まれた年に亡くなっていて、物心ついたときには祖父しかいなかった。
最初同居していたのだけど、うまく行かなくてわたしたち家族がアパートへ逃げたらしい。
大人だから怒鳴り合いの喧嘩とかではないと思うけど、よくいる昔の男の人って感じの無口な祖父で何考えているのかわからないからうまくやっていくのはものすごく大変だと思う。
間に入る祖母もいない。
二世帯も習慣だからと強制しそうなタイプで、その後わたしたち姉妹が大きくなっていよいよ家を買うとなったときも敷地内同居を強制されてわたしが中2から祖父が亡くなるまで敷地内の別宅にいました。
今度は別宅だったから母はなんとか耐えられたのだと思う。
でも、気はつかうわけで母の忍耐や辛抱が子どもには伝わるわけです。
男同士の親子って、口数が少ないから一度拗れると戻ることはなくて、父と祖父はずっと最低限の口しか聞かないままでした。
同居の件とか色々あったからその後もちゃんと仲直りすることもできず、でも無邪気に仲良くするタイプでもお互いないから、周りから見たら喧嘩して口を聞かないのだと思われるコミュニケーションのレベル。
そんな気まずさは母と祖父も同じで(母は普通にしてたけど、特に親しくもしていなかった)、敷地内にいる大人3人がそんな感じだから子どもとしては何か嫌な空気を感じていたのです。
そんな長年の不和が子どもに影響しないわけがないなと今ならわかるのです。
でもいろいろな本を読むまで、そんな子どもを巻き込まない大人たちのささやかないざこざが、まさか自分に影響があるなんて思ってもいなかったです。
同居が嫌だったなら絶縁同然で別の土地を買って家を建てればよかったのにと思います。
それでも祖父の気持ちや世間体や近所の目(知り合いや親戚ばかりの田舎なんです)を考えて、同居を断らなかったうちの両親の弱さなのか優しさなのかよくわからないもののために、わたしたち姉妹は居心地の悪い思いを何年もしてきました。
さらに言えば祖父が12年前になくなって、その後父は兄弟たち(わたしのおじとおば)とも相続で揉めて、疎遠になりました。
みんな近くに住んでいるのですが、会うことはありません。
でもそうなってから、母は前みたいな暗さがなくなって家でも堂々といる感じがすごくします。
むしろ毎日楽しそう。
大元の原因は祖父の昔気質の性格だったのだけど、それに結局従って同居した父と母がよくなかった。
お母さんかわいそう、助けてあげなきゃってずっと思っていました。
だから祖父に渡すものがあるときも、お盆や正月に親戚がうちに集まるときもわたしはせっせと手伝っていました。
今思うと健気な子どもです。笑
しかも母はわたしが一番役立つから何でもわたしに頼みます。
ちなみに姉は鈍感だから、あんまりわたしほどは気にしてなくて、妹はまだ小さかったからわたしほど気になってなかったようです。
わたしが誰よりも実家を出たがって結果的に北海道まで来ちゃったのは必然的かもしれません。
そういう子ども時代に知らず知らずに気を遣って生きていると、何か心の中の大事なものが損なわれるというか傷がつくというか影響は必ずあると思います。
それにお母さんが傷ついているのって、子どもはすごく悲しいんですよね。
その感情が自分でもよくわかっていなかったのだけど、今ならわたしは傷ついていたんだとはっきりわかります。
そんな自分の傷ついた心をケアするには、何が食べたいとかそういう小さなことでも自分の声を聞いて叶えてあげること。
冷えとりなど自分が心地よいことをして体も癒すこと。
今こんなに1人が好きなのは、1人でいたら誰にも気を遣わないからなのかもしれません。
わたしの中では人といる=相手に気を遣うです。
だから人といると楽しくても疲れちゃう。
父と母だって、難しい親にわたしと同じように傷付いて生きてきただろうから責めようとは思いません。
今こうしてみんな楽しく生きているのだから結果オーライということで、わたしはわたしなりに自分を癒して大切にして生きたいです。